2011年10月26日水曜日

食中毒??

久留米大学での学会の最終日、2番弟子のDilfuzaさん(博士後期課程の学生)の学会報告が無事に終わったので、1番弟子の西村さん(明治学院大学)も含めて3人で久留米のY鮨に行きました。

とくにサヨリが絶品でした。3人でお鮨を堪能して帰路についたのですが…

私は福岡空港→羽田に向かう機内→羽田空港でずっと具合が悪く、羽田空港到着後は車椅子での移動(空港のクリニックまで送ってもらいました、涙)。

クリニックには検査設備がないため、問診だけでしたが、おそらくお昼に食べたお寿司と疲れが原因であろうと診断されました。自宅まで帰れる状態ではなかったので、車椅子で、航空会社の地上係員にそのまま空港のホテルに送ってもらいました。

少し落ち着いて、ホテルのお部屋から西村さんに連絡をすると、Dilfuzaさんもほぼ私と同じ時刻に新幹線車内で具合が悪くなったそうです。最終的には気を失う寸前に非常ベルを押して車掌さんをよんで、そのあとは多目的室で横にならせてもらったとのこと。

ここで気づいて救急車を呼ぶなり、もう1回クリニックに行くなり(夜10時までやっているので、いつでも来てください、と言われていました。)、保健所に連絡するなり、できればよかったのですが、頭がまわりませんでした。

熱が下がった翌々日、久留米保健所に連絡をしましたが、他のお客さんから被害届が出ていない(われわれ2人だけが食中毒の症状を訴えただけ)ので、調べようがないと言われました。

それから立川保健所に連絡し、自宅に来てもらって検査をしたのですが、後の祭りでした。時間が経ちすぎていたのでしょう。ウィルス性だったら残っていたかもしれませんが、食べてから発症までの時間が比較的短く、また嘔吐や下痢は食べた日の夜まで、翌日まで続いたのは発熱だけでした。保健所の検査によって菌が残っていないことがわかったのはよかったけれど、原因が特定できなかったことは非常に残念です。

後日、Y鮨から電話があり、われわれが食べたのは九州近海物のヒラメだとわかりました(おそらく食虫毒になった2人が食べて西村さんだけ食べなかったのは、ヒラメとイカとマグロのお刺身です。)。長崎でも修学旅行生がヒラメを食べて食中毒になったことは知っていたのですが、、、Y鮨の店主も新聞報道などでヒラメのことは知っていたらしいのですが、、、久留米保健所も注意はしているのだそうですが、、、今後九州近海物のヒラメ当分は食べないようにします。おいしいのになー、残念。

今回、私は何度も意思決定のミスを犯してしまいました。
皆さんも食中毒にはくれぐれも注意して、危機管理についても日頃から考えておいた方がよさそうです。
(おそらく立川保健所だけでなく)保健所は、時間外にも迅速に対応してくれます。

9/19 午後3時に福岡空港を離陸した機内で私の近くに座られていた方には本当に申し訳ありませんでした。機内で大変親切にしていただいたスチュワーデスの皆様、そして地上係員の方、ホテルのスタッフの方々、本当にありがとうございました。